さむしんぐ美学

木曜日の夜、新規部署のメンバーと飲みにいった。後輩しかいないので新鮮な飲み会だった。信頼というのはつまるところ、誠意をもってほんとうに少しずつ、積み上げていくしかないのだと思う。29歳の誕生日にテントを背負って山に登り20km歩き続けたあの日に願って誓ったあの思いだけは、嘘にしてはいけない。美学みたいななにかを、おとなはたいせつにしなければならない、といつからか思うようになった。自分自身の性格や人柄が本当はどんなふうかなんて、誰にもわからない。ぼくは性格が悪い、別にそれで良い。たとえ性格が悪くても、美学に照らして合致する行いを選択することが大切と思う。好きな自分でいること以上のメンタルヘルスなんてないのなもしれない。

金曜日、三連休のSunday Candy。会社の人と筑波山に登る。1時間半近くの山頂待ちですっかりからだは冷えてしまいそうだったが、やはり女体山の山頂は特別だ。あの標高、初心者でも登れる山なのに、あのスリリングな山頂はなかなかない。一緒に登るみんなにはだんまりを決め込み、必要以上の事前情報は避けてきた甲斐があった。遅くなった食事も特別においしかった。

翌日、筋肉痛はなかったものの、なかなかやる気がおきず。なつやすみバンドを見逃してしまう。新宿シアターサンモールのロロ「父母姉僕弟君」へ急いだ。