奇妙礼太郎トラベルスイング楽団

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 東名阪ワンマンツアー
『ULTRA SUPER I LOVE YOU TOUR 2012』[東 京 公演]
日程:2012年07月08日(日)
会場:渋谷 WWW (東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル地下)
開場 17:00 開演 18:00
前売 3000円(税込・1drink代別途要)
OPENING ACT:松井くんと上田くんとサヨナラバイバイズ

ライブ通い強化週間3日目は奇妙礼太郎TSGのワンマンでした。
この日はNo Nukes2012で限りなくRCに近いセッションが見れるということで、
迷いに迷った結果、今の伝説を観よう!とこちらに決めた。

そりゃああっちの伝説も生で見たかったけど!
でも、Youtubeで観れたから、もうなんでもいい!
久保講堂の伝説を超えるには、リンコさんも梅津さんもGee2woも小川銀次も、
なにより、あの人が!
いくら教授がいたとしても、もう足りなすぎる!

それにしても「よォーこそ」のベースが流れた時の鳥肌。
よりによってサザンソウルのあの名曲アレンジで「君ぼく」か。

めっちゃ悔しい!でもいい!!
個人的には「指輪をはめたい」をこのアレンジにしてほしいんだけど。
(てか誰か指輪をカバーして!!!切実に!!!!!!マジで!!!!!!)

チャボさんはその日の表情と構えでその日の思いが分かるのだけど、
この日は深い思いを胸にしながら、ステージを楽しんでいるように見えました。
チャボさんと早川さんやっぱかっこいい。
チャボさん、今年も10月はあけときます!

いまの伝説に戻します。

会場10分過ぎに渋谷のWWWに到着。

新アルバム「桜富士山」をGETし、ライブへ。

桜富士山[初回限定特典付き盤]

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前座の「松井くんと上田くんとサヨナラバイバイズ」は
「下衆い」という言葉が似合いそうな曲を初めからわざと演ってくるのに、
思いのほかキャッチーでした。

MCも笑いに徹してたのが、自己満で下手なもの見せられるより、
ずっと潔いなと思いました。

その後、休憩の後、奇妙礼太郎TSGの出番へ。
奇妙さんの歌声は、忌野清志郎のシャウトと似た性質のものです。
清志郎は年代によっても、曲によっても歌声は大きく違うけど)

ビリビリ来ます。
「裂く・揺らす・沁み入る」色の歌声です。
この色を持ったヴォーカルってぼくはこのお二人しか知りません。

黄金セットリストを、素晴らしすぎるメンバーをバックに歌う・走りまわる奇妙さん。
スペシャルゲストとしてサンデーカミデも登場!

MCの
「男はもういい」
「(学研のCMで)めっちゃ金入ったで」
など、ここでも清志郎と重なる。
金の話はけっこうげすい!笑


ライブを観て思ったのは、彼はレゲエ調やヒップホップ調のアレンジと相性がいい。

この日はぐわーってなった瞬間がたくさんありました。
前日の青葉市子とは対極の、しかし向かう先は一緒の体験でした。

ただ、ぼくの中の「動のライブ」の最高基準はRCの「Rhapsody Naked」。
どうしても比べてしまう。

――それでも誤解を恐れずに期待を込めて言えば、
あの日のライブは、決して劣るものではなかったと思う。
久保講堂を超えてくれ!圧倒的に!
久保講堂をぶっ壊せ!!
それを観るために、ぼくはまたライブに行く。

さて、これから桜富士山聴きます。