東京空気公園

東京の庭園に関する本が欲しいなぁと思い、池袋のジュンク堂へ。
趣味に向けてまっしぐら。

東京空気公園、という本を買った。

東京空気公園―誰も知らない穴場満載、東京公園お散歩ガイド

東京空気公園―誰も知らない穴場満載、東京公園お散歩ガイド


マンガ仕立てでいろんな物語を挟んでいろんな公園を紹介している。
なんといっても、文章の温度とBPMがピースフルで心地よい。


ハリウッド的超展開とは正反対の「何も起こらない」ということを退屈と見るか、
直線に近い微弱な揺れが続くことに希望と楽しみを見いだすか。
「なにもしないをする」の中には、数えきれない何かが入っている。

ぼくの好きな作家の一人、堀江敏幸はある著書でこう語っている。

日常は、地震計のように跳ねる大きな振幅ではなく、遠くから見ると直線に見えるほどの小さな浮き沈みで成り立っている。それは退屈に見えるかもしれないが、僕には退屈ではない


世間が退屈だと規定する「なんでもなさ」に、
自虐とは遠い控えめな反論をもって、「小さな日常」を描く。

彼の描く「なんでもなさ」は、きっと、やさしい光だ。
まぶしさはなくとも、あたたかくなるような。

過食を静やかに拒むかのように、味わいたくなる。

東京空気公園も、似た温度の本だ。


話はいつも現実に戻される。
今朝の満員電車は久しぶりに圧死を予期する密度で、
こういうとき痩せていると押しに負けるから損だなぁと思う。


明日は駅始発に乗る!


それから暇つぶしにアクセス見てたら、
どうもおれの通ってた大学からアクセスしている輩がいた!
あなたの大学は良い大学ですよ。
なんにもないようにも見えるし、朴訥としていてさえないようにも見えるけれど。
とっても良い大学です。


わかっちゃうんですよー、仕事中ブログ見てるあなた!笑
「今日は大手町かー、サラリーマンしてるなぁ」とかさ。

でも、どんどん息抜きしましょう!!
息抜き切ったら吸うしかないです!!!
なんて、新入社員がえらそうに言ってみます。

こちらは歓迎ですよー。

やっぱり自分の書いた文を読んでくれる人がいるってことが、
希望ですよね。救いですよ。物語りですよ。

一度でいいから、自分が納得できる物語りを書いてみたい。
そして、誰かに大切にしてもらえる物語りを書いてみたい。