ミツメとHave a Nice Day!のインストアライブ
今日は朝から充実しきった一日だった。
その最後を飾ったのは、ミツメのインストアライブときれいなお月さまだった。
朝から超いい天気。心躍る。
恵比寿の美容室に行き、もう5年以上のお付き合いになる美容師さんに切ってもらう。
ぼくはこの人の仕事を本当に尊敬していて、
いつでも最後は笑顔で帰してくれるその腕は本当に信頼できる。
東京でこの人よりすごい美容師なんているんだろうか、とさえ思う。
身近なプロってこの人だ。
「美容室でかっこよく切ってもらったことがなかったから、自分がそうなりたい」
っていつか言ってくれたけど、
ぼくは最初に切ってもらった時の感動は本当に忘れられない。
あれは何十回通った頃だったのか、ぼくはいつもと同じように笑顔で帰っている途中に、
ふと「あー仕事ってこういうものなんだろうな」って思った。
きっとその考えは間違っていないと思う。
さてそんな美容室の後、会社で使うマグカップを買い、
MOOMIN ムーミン マグカップ スナフキン MM39-2-11
- 出版社/メーカー: 山加商店
- メディア: ホーム&キッチン
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
東京の中でもかなりの大好きスポット、目黒川を散歩し、
立て看板がたくさんある街はいい街。という法則が僕の中にあります。
休学中に長崎でお世話になった懐かしの福砂屋(東京工場)でカステラを買い、
代官山の旧朝倉家住宅をめぐり、
もうぼくの庭園巡りの趣味は確立しつつある。
その足で蔦谷書店でくつろぎ、渋谷の喫茶店で読書。
片想い「すべてを」
鎮まり。ホームへ帰ろうかなんて
アイスコーヒー少し残した
期せずとも、ぼくの趣味のほとんどすべてを詰め込んだような休日に、
もう充実しきってしまい、
明日に向けてそろそろぼくの夕暮れをたたもうなんて考えながらも、
なぜだか渋谷のタワレコに脚が伸びていた。
店じまいはまだ先らしい!
インストライブがやっているなんてつゆも知らなかったぼくをまず迎えたのは、
「Have a Nice Day!」のライブだった。
初めて聴くバンドだったけど、くっそかっこよくて、
いつの間にかスペースの一番前にまで出てノってた。
思わずCD買ってしまった。現在爆音再生中。
- アーティスト: Have a Nice Day!
- 出版社/メーカー: オモチレコード
- 発売日: 2012/09/11
- メディア: CD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
そしたら次はミツメだって言うんで
まじラッキー東京のカルチャーアクセスまじサイコーってことで
そのままタワレコでたむろしてた。
ミツメ観るの初めて。わくわく。
まあこちらもくっそかっこよくて、あんなんふつうに金払いますよ。
あのレベルって金払ってもなかなか見れないライブだよ。
身体を揺らしながら、ふと、
なんかライブってメリーゴーランドみたいだなぁって思った。
いろんな景色が流れる中を、ぼくらは万華鏡の中にいるみたいにぐるぐる回って、
でも音が止まれば、ぼくはいつもの物語の中に戻ってて、
音が鳴り始める前と同じ位置で日常に返っていく。
同じ位置に立つぼくらは、でも、きっと何かが絶対に違っていて。
そんなふうに帰りが義務付けられてる小旅行って、切ないように見えるけど、
それこそが希望だなぁなんて思った。
けだるいという言葉以上のあのけだるさにヤられて、
曲が終わるたびに拍手では飽き足らず叫んでしまった。
特に!特に!アンコールで演った「クラゲ」の爆音FINISHなんて。
もう言葉にならなかった。
演奏中に我慢できずに叫びだすのはあんまり記憶になくて、
最近だと両想い管打団!の「踊る理由」以来かもしれない。
ぐるぐる回るメリーゴーランドの遠心力が、ふっと浮遊し、重力を超えて昇って行った。
ぐるぐる回ってぐるぐる昇った。スパイラルアップ。
今夜のぼくは、「ロックンロールってかっこいいと同義だ」と言ってしまうかもしれない。
あのFINISHの瞬間に「かっこいい」って言葉を初めて知った高校生がいたとしても、
まったく不思議ではない。
渋谷駅に向かう途中、ぶら下がれそうな形のお月様を見た。
――君の口に、似ている。
あしたから仕事がんばろ。