木下美紗都と象さんズ@青山月見ル君想フ

昨日は青山の月見ル君想フ木下美紗都と象さんズのLiveを観に行った。

彼女は去年のTOIROCK FESで初めて知って、
その時に言葉の選びと音の運びや外し、なにより体温の低い声にやられて、
個人的に、あの3日間の中でBEST3に入るくらい良かった。
次のライブも絶対に観に行こう!って思ってた。
baobabがmonaでかぶってたからちょっと迷ったけどこっちにした。

木下美紗都と象さんズ
環ROY×Ropes
くもりな+権藤知彦

月見ル君想フは初めて行くライブハウスだったのだけれど、
なんといっても、ステージ中央に立体的に浮かび上がる直径3~4mくらいの月だと思う。
客席左奥にあるミラーボールを食ってなお余る存在感。

冒頭は木下美紗都と象さんズから。

曲前の緊張感が強く、BGMとしてのドアのきしみ、注文の声、
ライターの着火、隣の席の話し声、
いろんな音を抱きかかえて、出発する。

木下さんは言葉の引きが強い。
その言葉を…!って言葉を引いてくる。
その言葉の引力に惹かれるぼくら。
ポップな音の隙間に入り込む言葉がぼくらを引く。

3人の外しを作りながら紡ぐグルーヴに運ばれて、
ぼくらはあまりにナイーヴな螺旋を登っていく。
音楽の熱はもろくはかなくぼくらを運ぶ。

ステージ中央に配置された直径3~4mの月が触媒になって、
歌の先の物語にぼくらを連れて行く。

ねじれの位置に配置された光。
絶対に出会うことのない光。
何かの拍子に屈折して、出会う。
飛距離及ばず闇に吸い戻されて消える。

そんな奇跡がきっと日常には転がっていて、
だからこそ「一期一会」なんて言葉が生まれているのかもしれない。
木下さんの言葉の引きには、それとおんなじものを感じる。

木下さんが書いた小説をいつか読んでみたいなぁ。
もはや小説みたいなものだと思うけれど。
あともっとライブ見たい。

そういえばTOIROCKではラストの埋火もすげー良くて、
音源ではもっと落ち着いた感じに聞こえてて、
言葉を面白いリズムに載せて歌うなぁとは思ってたけど、
あんなにロックンロールぶちかます系とは予想していなかったから、
もうすげー良かったのでライブに行きたい。

そのあとは環ROYのフリースタイルがすゲー良くて、新曲もすゲー良くて、
新譜がすゲー楽しみだぜ、ってことを言いたい。

ある人がある人たちにお酒をおごるなんてストーリーは、昨日、あの場でしかありえないことで、
ライブっていいなぁって思った。

そういえば火曜日の月刊ウォンブのことも書いておきたいな。

あとハンターハンターの映画結構前に見に行った。
なんていうか、冒頭のキルアが「おれら友達だろ?」的な確かめる台詞から、
うーん。って感じだったけど、
特典でもらった漫画に冨樫が「今後、クラピカと旅団全員死ぬ」って答えてて、
あー、ってなった。


惣田紗希さんの個展「HOPE抱いてフォーリン 眺めてパッチWORK」が楽しみでどうしよう困った。
ご案内を送っていただいて昨日届きまして、
ぼくまだ会ったことないけどすゲー楽しみにしてます。

TNB!内ジャケの不思議な形のTNB!ガールすゲー好きです。
プールに漂うT、校庭で野球するN、鉄棒ぶら下がりのB。
23日のライブはチケット取れなそうだけど(こんな時学生だったら…)、行けたらいいなぁ。
14時ぴったりに会社のトイレ駆け込めればなぁ!

オーパッキャマラードパッキャマラード
パオパオパ

歌詞をちゃんと理解したら、
クラリネット壊れて音が出ないどうしよーって思ってる少年がかわいすぎる。
大丈夫、パパが吹いたら音出るから!

てかこれ訳詞した人天才か!