惣田紗希個展「前半:HOPE抱いてフォーリン」

惣田紗希さんの個展「会期前半:HOPE抱いてフォーリン」に行ってきた。

惣田さんはTNB!ジャケで初めて知って、
アルバム内ジャケの3人のTNB!ガールがすごい好き。
プールに漂うT、校庭で野球するN、鉄棒ぶら下がりのB。と勝手に呼んでます。

性の匂いをまとわせることはほとんどなく、女性と少女の間の女子を描いていて、
女子の身体を一筆のペンで自在に動かす。

すこし影があるけど、不思議な透度のさわやかさで個性を獲得してるように思う。

入ってまず一番大きな絵。
40人くらいの女子が異形なポーズで絡み合う。
みんなが絡み合っていて、
中心と周縁の人は互いに顔すら見えてないけど、人の身体を介してつながっている。

関係とか信頼とか記憶とかって目に見えないものでぼくらはつながってるけど、
結局身体を介してつながってる。

身体って言葉をキーワードとして受け取りました。


アルバム制作時の打ち合せメモや見積りメモもスケッチブックに書いてあって、
アルバムづくりのハンドメイドな温度も伝わってくる。
多分これって話受けたとき、アイデア出来上がる前の状態だろうなぁっていう、
暗い中探ってる感じのページとかもあった。

個人的によかったのは、2011年頃のスケッチブック。
TNB!の打ち合わせ情報も載っていて、
当初想定してたうつくしきひかりとのほぼ同時発売よりも遅れたこととか、
デザインに夏らしさはあまりいらないとか、シンプルデザインにぐっと詰まった感じとか、
そういう情報がわかるのもちょっと嬉しい。
うつくしきひかりでいえば、どこでもないドアとか。


前半は20日まで。もう一度行きたいなぁ。もっとじっくり見たい!
後半は22日から27日まで。
23日のライブに行けることになった(予約開始時間14時ぴったりに会社のトイレに駆け込んだ!)ので、
後半はその時にまず見よう。

それから今回の絵を収録した画集を発売するようです。
出来上がりは5〜6月とのこと。既に予約しました!