甘い日々
一昨日あげた音楽がとても良いなぁと何度も繰り返し聴いてしまっています。
龍馬のハナ唄の方は長崎のとあるワインバーで初めて聴いた歌です。
トイレにムーミンのイラストがあるバーで、マスターがとてもチャーミングな人です。
滞在してから3ヶ月が過ぎたある日、
お世話になっていた方が連れて行ってくれたバー。地元の人が集う。
たまたまピチカート・ファイヴの高浪敬太郎(慶太郎)さんがいらっしゃって、
そこで新曲だと言ってその音源をかけてくれたのが最初で、
それがとてもよくてその後、ずっと聴いています。
静養後、レーベルのplaytime rockが出来たばかりの時です。
ぼくはその時ほとんど彼らの音楽を聴いたことがなくて、
連れてってくれたオーナーが
「おれたちの世代からしたら高浪さんなんてヒーローだもんなぁ、
●●にはわかんないだろうなぁ…」
って嬉しそうにずーっと話してくれたのが忘れられません。
そして!
西村郁代さんとのarcorhyme「甘い日々」が最高なのです。
これ何が最高なのか考えてたんですが、皮膚感じゃないかなぁと思いました。
二人が醸し出す空気、やわらかで、好き合う温度。
太陽の光を浴びた皮膚の知覚。
舌足らずで甘えがちで、音の綱渡りをギリギリ踏み外しているようなヴォーカルだけど、
それがかえって良いのは、好き合う幸せの不安定な皮膚感覚を絶妙に体現しているからに他ならないからだと思うのです。
ずっと一緒なんて確かめても
いつの日か 終わる日が見えてきて
寂しさにいつも溺れる
自然と笑みがこぼれ出すような関係の先っぽ。