ある日の景色

団地を歩いてたら、小学生低学年くらいの女の子が三人、白山(しろやま)っていう山の形した白い滑り台で遊んでて、そのうち一人がトイレにいきたくなって、「私来るまで滑らずに待ってて」って。

二人は登って待ってるっていってんだけど、トイレ子は二人が滑っちゃうこと疑ってて「登っちゃだめ!!」っていってて、わがままなガキだなって思ってたんだけど、二人のうちの一人が「絶対待ってるから!」っていってて、それを信じてトイレ子はトイレに向かうんだけど、ちょっと漏れそうになりながら股間に手を当てつつ振り替えって「見てるからね!!」とか絶叫してた。
漏らしそうなくせにほんと疑い深いガキだなって思ってさ。
別にこの一連の時間から何を学んだり感じたわけでもないんだけど、この景色いいなあって思った。そのあと一人で落ち葉踏んだ。