大切な後輩とご飯

先日、会社の後輩から退職する旨のLINEをもらったので、昨日はその後輩とご飯を食べに行った。

直接会って報告してくれるなんて、そんなふうに慕ってくれてとても嬉しい。

予約してくれたお店にいってみると、エロムーディーなカップルシートに通されて、こっちも落ち着かないので思わず彼氏と順調か訊いてしまった。彼女には幸せになってほしいのである。

いろいろな話を聞いてみると、抱えてるものの大きさが自分よりずっと大人で、いろんな事情や葛藤を抱えて、そのうえで彼女らしい前向きな、諦めない姿勢のこもった選択をしていた。

その後輩は容姿が超美人で、新宿で待ち合わせしたときもやっぱりダントツできれいで、それに加えて性格もまっすぐで。仕事の愚痴とかだれかの悪口とかも聞いたことがない。

ひねくれたり荒んだりせずに、自分の容姿に甘えたり振りかざしたりして傲ることもなく、こんなに魅力的に育つのは、彼女自身の気持ちの強さのおかげだと思ってる。


自分は自分で守らないと
恋と愛と音楽と友情で


これからのこと、彼女もしばらく体調を崩していたらしく、自分も体調を崩していておんなじだねという話、好きな本の話、共通の知人の話などをした。
おれは酒を飲んでいたので、下世話な話も少しだけした。

彼女の話はできないけど、おれが体調を崩したときに、医者から「これは性病かもしれないですね、検査しましょう」って言われた話をした。
大丈夫大丈夫、と思ってても、検査結果が出るまではドキドキである。1週間後の検査結果で、案の定、性病ではなく仕事の疲れとストレスから来る潰瘍だったという話だ。ここまで来ると、性病だった方が面白いので少しだけ残念である。

こんなにエロムーディーなお店でせっかくの晴れの会なのに、性病かもしれない話で盛り上がるなんてところにおれの人間性が出ている。

お刺身がとても美味しかった。アジ美味しいですよ!と教えてくれたので食べてみたらブリだったのもよかった。その後輩にとってひとつ上の先輩(じぶんにとっては後輩)には黙ってようぜ、と悪い提案をした。

とても楽しい気持ちで、彼女との会は終わった。

彼女の生活が落ち着いたら、また山登りも行こうという約束をして別れた。

周りはどんどん退職していく。

今日はこれから丹沢の表尾根から塔ノ岳へ登ります。雪山楽しみだな。