客体不在の謝罪かい

夜の3時頃、下の階の腐れ大学生が友人と酒でも飲んでいるのか、窓を開けてめちゃくちゃ騒ぎ立てていた。当然起きてしまい、しばし自身の大学生の頃を思い我慢するものの、あまりにひどいので窓を閉めた状態で「うるせえ」と大きな声で言ってしまった。時刻は3:38だった。しばしの沈黙の後にピシャリと窓を閉める音がした。窓は閉めておくべき場面もある。せめておせっくすの音でなくてよかったと心から感謝しなければならないと目を閉じた。

池袋へ行き革靴用のデリケートクリームと登山靴のための保湿クリームを買った。池袋を歩いているうちにめちゃくちゃお腹がいたくなってしまった。お腹がいたくなると誰でもない誰かにごめんなさいと思うのはなぜだろう。客体不在の謝罪かい。

家に帰る途中、今日はご飯つくれないと思いあったかそうなコンビニご飯を買って帰る。ご飯を食べ、靴を磨き、だらだらとテレビを見て過ごしているといつのまにか2時になってしまったので急いで寝た。あまり眠れなかった。朝、目を覚ます。昨日は力尽きてお風呂に入れなかったのですこし早く目を覚ました。お弁当は手を抜こうと色々考えたのだけれど、色々考えるのが大変だったため、結局いつも通りのお弁当となった。翌日もおんなじ時間に起きたのでお弁当を作る気持ちでフリースを着込んでトイレに向かう。しかし出るころにはすっかりやる気がなくなっていたので、かっぷらーめんでももっていくことにした。移ろいすぎるこころの穂先。

かるてっとが面白い。

毎朝、テニスコートの裏にある花壇スペースで小鳩が枯れ葉をついばんでがさがさと音をたてている。毎朝きまった時間におんなじように音をたてているのが愛らしい。朝日を浴びるその姿には爽やかさよりも不思議な哀愁をまとっていて、なんだか応援したくなる存在だ。餌を探しているのか団をとっているのかはたまた遊んでいるのか。猫やカラスに襲われないでなんとか大きくなってほしい。この小鳩にいいことがあってほしい。