さんきゅーれんきゅーさんれんきゅー

金曜日、同期と飲みに行った。おいしい酒とご飯をたらふく食べた。お店のおすすめだった広島の相原酒造「雨後の月 辛口純米」を好んで頼んだ。飲みやすいのに薄い辛口で、しっかり切れもよい酒だった。様々な料理の余韻を舌から脳に移し変えるようだ。おいしい時間は楽しいし嬉しい。同期との距離感も付かず離れずで良い。この日は雨後の月を頼むときに雨あがりの夜空にを歌い出すくらいには酔っぱらってしまった。しかし仕事をするうえで自分を見失ってはいけない。こういう言葉はすべて自分に確認するための言葉だ。完全に酔っぱらったので、翌日は二日酔いにはならなくとも、しかしほとんど機能しなかった。

なんだかんだ言っても三連休はずっと家でけやかけと古畑任三郎を見ていた気がする。そろそろ漢字のメンバーは覚えきったとおもう。しかし古畑おもしれえ。脚本が冴えている。構造的な発想や設定自体はありそうだけど、細かなキャラクター設定で魅力が飛び抜けている。

好きなYouTuberは釣りよかでしょうのみなさんなのだけど、ここに来て恭一郎のチャンネルも好きになってきている。またひとつチャンネルが増えてしまった。

石牟礼道子さんが亡くなった。水俣に交わった者として、読者として、ともに水俣が好きな者として、敬意を払いたい。「この世界の片隅に」を読んだときにも、どこか苦海浄土と似たような印象を持った。それはきっと、悲惨さを語るに終わらず、生活の存在やその美しさまでも記述するタッチの表現だからだ。水俣には生きざまのかっこいい人間がたくさんいるのだけれど、石牟礼さんもその一人だとおもう。


三連休は久しぶりにバタートーストを食べた。そこにはちみつを掛けたり、目玉焼きを乗せたりして食べた。とにかくパンに融けて滲んだバターが、かじれば溢れるように濃厚で実にうまかった。こんなものを得意料理に加えることだってできる。みんなはバターを焼けた後に塗りますか?ぼくは焼く前に乗せます。